脂質異常症は「血管のサイレントトラブル」|放置すると腰痛や生活習慣病にも?
脂質異常症は“コレステロールが高いだけ”ではありません。腰痛や糖尿病のリスクとも関係することがわかってきています。症状がないからこそ要注意。新宿駅 内科・心療内科クリニックがわかりやすく解説します。
22 August, 2025

目次
- 「コレステロールが高い」と言われたらどうする?
- 実は腰痛にも関係? 新しい研究の発見
- 数字だけではわからない“隠れリスク”
- 日常生活でできるちょっとした工夫
- まとめ:症状がなくても早めに相談を
1. 「コレステロールが高い」と
言われたらどうする?
健康診断で「コレステロールが高いですね」と言われても、自覚症状がなくて放置してしまう方が多いです。
でも、血液中の脂質バランスが崩れると、血管の中で“サイレントトラブル”が進行していきます。
その先にあるのは心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わる病気です。
2. 実は腰痛にも関係?
新しい研究の発見
最近の国内研究では、脂質異常症がある人は腰痛が悪化しやすいことがわかってきました。
「血液の状態が骨や筋肉にも影響を与えているのかもしれない」と考えられています。
つまり、「腰痛=運動不足や姿勢の問題」と思いがちですが、血液のチェックも意外に大切なんです。
3. 数字だけではわからない
“隠れリスク”
「血糖値は大丈夫だから安心」と思っていても、コレステロールが高いと将来の糖尿病リスクまで上がることがあると報告されています。
健康診断の結果は、ひとつの数字だけで判断せず、総合的に見てリスクを予測する時代になっています。
4. 日常生活でできる
ちょっとした工夫
脂質異常症の改善は、薬だけでなく生活習慣でも大きく変わります。
- 揚げ物を「毎日」→「週1〜2回」に減らす
- エレベーターより階段を選ぶ
- 晩酌の量を少し控える
- 夕食は寝る2時間前までに済ませる
こうした小さな積み重ねでも、血液検査の数値が改善するケースは少なくありません。
5. まとめ:
症状がなくても早めに相談を
脂質異常症は「症状がないから大丈夫」ではなく、症状がないからこそ気づきにくい病気です。
腰痛や糖尿病など、一見関係ないように見える不調にもつながることがわかってきています。
健康診断で数値を指摘されたら、ぜひ一度ご相談ください。
新宿駅 内科・心療内科クリニックでは、短時間でできる血液検査と生活習慣アドバイスを組み合わせ、忙しい方でも続けやすい治療を行っています。