2月の血液検査でコレステロールが高く出やすい理由。冬の「動かなさ」が原因?
2月の健康診断でコレステロールが高いと指摘されて不安になっていませんか?冬に数値が上がりやすい理由と、受診・生活改善の考え方を内科医の視点で解説します。

「食事は変わっていないのに…」2月の検査結果に戸惑っていませんか?
2月の血液検査で
「コレステロールが高めですね」
と言われて、思わず首をかしげた方も多いのではないでしょうか。
- 年末年始が終わって、もうだいぶ経っている
- 暴飲暴食をした覚えはそこまでない
- むしろ最近は普通の生活に戻っている
それなのに数値だけを見ると「要注意」。
「このまま薬が必要になるのでは?」と不安になりますよね。
実は、2月のコレステロール高値には冬特有の理由が隠れています。
結論から言うと…冬はコレステロールが上がりやすい季節です
先に結論をお伝えすると、
2月は一年の中でもコレステロールが高く出やすい時期です。
理由はシンプルで、キーワードは
冬の「動かなさ」。
「運動不足はわかっているけど、寒いとどうしても…」
そう感じている方、多いですよね?
理由① 寒さで無意識に
「活動量」が落ちている
冬は、
- 外に出るのが億劫になる
- 移動距離が短くなる
- 歩くスピードが遅くなる
など、自覚のないまま日常の運動量が減少します。
特別にゴロゴロしていなくても、
「普段より動いていない状態」が何週間も続くことで、
脂質代謝は確実に落ちていきます。
理由② 冬は体が脂質をため込みやすい
寒い環境では、体はエネルギーを蓄えようとします。
その結果、
- LDLコレステロールが上がりやすい
- 中性脂肪が下がりにくい
といった変化が起こります。
「同じ食事なのに、なぜか数値だけ悪い」
そんな違和感、ありませんでしたか?
それは生活が悪化したというより、
季節要因が数値に反映されている可能性が高いのです。
理由③ 年末年始の影響は
遅れて出ることがある
年末年始の食生活の影響は、
1月ではなく2月の検査に出るケースも少なくありません。
- 正月太りが戻りきらない
- 間食や夜食の習慣が残っている
- お酒の頻度が微妙に高いまま
「もう通常モードに戻ったはず」と思っていても、
体の中ではまだ調整が終わっていないこともあります。
「すぐ薬ですか?」と
悩む前に考えてほしいこと
検査結果を見て、
「この数値だと、もう薬を飲むしかない?」
と心配になる方もいらっしゃいますよね。
ただし、2月の数値だけで判断せず、
- 過去の検査との比較
- 体重・腹囲の変化
- 血圧・血糖など他の項目
- 生活状況(運動・食事・仕事の忙しさ)
を総合的に見ることがとても重要です。
今の時期にできる
現実的な対策とは?
忙しい毎日の中で、いきなり完璧を目指す必要はありません。
例えば、
- エレベーターを階段に変える
- 帰宅後に5〜10分だけ歩く
- 夕食後の間食を「毎日→週数回」にする
「今の生活で続けられること」を一緒に考えることが大切です。
「これくらいで意味あるの?」と思うかもしれませんが、
小さな積み重ねが、春以降の数値に確実に影響します。
新宿駅内科・心療内科クリニック
での考え方
新宿駅 内科・心療内科クリニックでは、
- 季節変動を踏まえた検査結果の解釈
- すぐに薬に頼らない選択肢の検討
- 忙しい方でも実行しやすい生活改善の提案
を重視しています。
「薬が必要なのか、様子を見られるのか」
「次の検査はいつが適切か」
その判断を一人で抱え込まなくて大丈夫です。
2月の高コレステロールは
体からのサイン
2月の検査結果は、
「生活を見直すタイミングですよ」という体からのメッセージとも言えます。
- 冬の動かなさ
- 季節特有の代謝変化
- 年末年始の影響
これらを理解したうえで対応すれば、
春以降に数値が改善するケースも多くあります。
「とりあえず相談だけしたい」
そんな受診も、もちろん問題ありません。
気になる結果が出たときこそ、早めに確認しておきましょう。
