秋の発熱・風邪はウイルス?アレルギー?見分け方のポイント ―気温差の季節に増える「咳・鼻水・微熱」を正しく判断するために―

秋に増える発熱や風邪のような症状。その原因はウイルス感染だけでなく、アレルギー性鼻炎や寒暖差アレルギーの可能性も。症状の違いや見分け方、受診の目安を新宿駅 内科・心療内科クリニックが解説します。

目次

  1. 秋に発熱や風邪症状が増える理由
  2. ウイルス感染による風邪の特徴
  3. アレルギーによる「風邪様症状」との違い
  4. 自宅での見分け方チェックポイント
  5. 受診の目安と当院での診療体制

1. 秋に発熱や風邪症状が増える理由

秋は気温差や湿度変化が大きく、自律神経や免疫バランスが乱れやすい季節です。
さらに、朝晩の冷え込みや花粉、台風による気圧変化が重なり、ウイルス感染・アレルギー反応の両方が起こりやすくなります。
また、冷房疲れや夏バテの影響が残っている方は、粘膜防御機能が低下し、鼻や喉の炎症を起こしやすい状態にあります。


2. ウイルス感染による風邪の特徴

ウイルス性の風邪(急性上気道炎)は、ライノウイルス・コロナウイルス・インフルエンザウイルスなどが原因となります。
主な特徴は以下の通りです。

症状

特徴

発熱

37〜38℃前後、数日で解熱することが多い

喉の痛み

初期から強く出る

鼻水・咳

濃い痰・黄鼻水が出ることもある

全身症状

倦怠感・関節痛・悪寒を伴うことがある

症状は通常3〜7日程度で改善しますが、長引く場合は二次感染(細菌性副鼻腔炎・気管支炎など)を疑います。


3. アレルギーによる
 「風邪様症状」との違い

一方、アレルギー性鼻炎や寒暖差アレルギーでは、ウイルスとは異なる特徴が見られます。

比較項目

ウイルス感染

アレルギー反応

発熱

平熱〜38度程度

ほとんどなし

鼻水

粘りがある、黄〜緑色

透明でサラサラ

くしゃみ

時々

連発することが多い

目のかゆみ

まれ

よく見られる

発症時期

不定期(感染経路次第)

季節・気温差・花粉などに連動

特に秋は「ブタクサ・ヨモギ花粉」「ダニ・ハウスダスト」の影響が強く、アレルギー症状が風邪と似た形で現れることがあります。


4. 自宅での見分け方
 チェックポイント

以下のポイントを確認すると、ある程度の見分けが可能です。

  • 発熱が続くか? → 2日以上続く場合は感染を疑う
  • 鼻水の性状 → 透明ならアレルギー、濁っていれば感染傾向
  • 目のかゆみ・涙目 → アレルギーの可能性が高い
  • 家族や職場で風邪が流行しているか? → 周囲の感染状況も参考に
  • 季節や天候の変化と連動しているか? → 寒暖差アレルギーの可能性

ただし、自己判断では限界があります。特に「発熱が長引く」「咳が止まらない」「倦怠感が強い」場合は早めの受診が重要です。


5. 受診の目安と
 当院での診療体制

新宿駅 内科・心療内科クリニックでは、
・ウイルス感染(インフルエンザ・新型コロナ)の検査
・アレルギー性鼻炎の血液検査
・微熱や倦怠感の長期化に対する内科的精査
などを行っています。

特に「毎年秋になると同じ症状が出る」「風邪薬が効かない」という方は、アレルギー要因が隠れている可能性があります。
正確な鑑別を行い、症状に合わせた治療(抗アレルギー薬・吸入治療・漢方など)を提案します。


まとめ

秋の発熱や鼻水は、ウイルスだけでなくアレルギーや寒暖差の影響による場合も少なくありません。
早めの受診と正確な診断が、慢性化や悪化の予防につながります。
季節の変わり目に体調の違和感を感じたら、新宿駅 内科・心療内科クリニックまでお気軽にご相談ください。

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14 October, 2025
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