脂質異常症は“秋の健診”で見つかりやすい?―放置しないためのチェックポイント
秋は健康診断のシーズン。脂質異常症は自覚症状がほとんどなく、健診で初めて指摘されることが多い生活習慣病です。コレステロールや中性脂肪の基準値、生活習慣との関係、受診後の流れについて詳しく解説します。

目次
- 秋の健診で脂質異常症が見つかりやすい理由
- 脂質異常症とは?放置するとどうなる?
- 健診で指摘される数値と基準値の目安
- 見落としがちな生活習慣との関係
- 健診で異常を指摘されたときの流れ
- 当院でできる検査と治療サポート
1. 秋の健診で脂質異常症が
見つかりやすい理由
秋は多くの企業や自治体で健康診断が実施されるシーズンです。夏場の運動不足や食生活の乱れが数値に表れやすく、脂質異常症が初めて指摘される方も少なくありません。「特に症状がないから」と軽視しがちですが、健診結果は重要な早期発見のきっかけになります。
2. 脂質異常症とは?
放置するとどうなる?
脂質異常症は、血液中のコレステロールや中性脂肪が基準値を超えている状態を指します。症状がないまま進行し、動脈硬化を経て心筋梗塞や脳梗塞といった重大な疾患につながる可能性があります。そのため「沈黙のリスク」と呼ばれることもあります。
3. 健診で指摘される数値と
基準値の目安
健康診断では以下の数値を中心に評価されます。
項目 | 基準値(目安) |
|---|---|
LDLコレステロール(悪玉) | 140mg/dL未満 |
HDLコレステロール(善玉) | 40mg/dL以上 |
中性脂肪(TG) | 150mg/dL未満 |
これらの数値が基準を外れると「脂質異常症の疑い」とされ、精密検査や生活習慣の見直しを勧められます。
4. 見落としがちな生活習慣との関係
- 食生活:揚げ物や脂質の多い食事の頻度
- 飲酒習慣:中性脂肪値の上昇要因
- 運動不足:善玉コレステロールの低下
- 睡眠不足・ストレス:ホルモンバランスの乱れ
これらは秋以降の体調変化とも重なりやすく、健診シーズンに異常値が出やすい背景となっています。
5. 健診で異常を
指摘されたときの流れ
健診で「要再検査」や「要受診」となった場合は、必ず医療機関で確認しましょう。
- 血液検査で詳細な脂質プロファイルを確認
- 生活習慣や家族歴のヒアリング
- 動脈硬化リスクの評価(頸動脈エコーなど)
早期に生活改善や薬物療法を始めることで、将来のリスクを大きく減らせます。
6. 当院でできる検査と
治療サポート
新宿駅 内科・心療内科クリニックでは、健診後の精密検査や再評価に対応しています。血液検査に加え、生活習慣改善のアドバイスや必要に応じた薬物治療も行います。健診結果を「放置しない」ことが、将来の健康につながります。
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