新型コロナが再び増加中?―ニンバス型疑いの感染拡大の兆し
新型コロナウイルス感染症が再び増加傾向にあります。当院でも患者数が増えており、最新の変異株「ニンバス型」の特徴である、強い喉の痛みなど特徴的な症状も報告されています。感染対策を見直し、早めの受診を心がけましょう。

目次
- 当院でも増えているコロナ患者
- 最近の流行と「ニンバス型」について
- 症状の特徴:強い喉の痛みがカギ
- 夏場に広がりやすい要因
- 受診の目安と自宅での対応
- まとめ:警戒を緩めず備える
1. 当院でも増えているコロナ患者
2025年7月〜8月と、当院でも新型コロナウイルス感染症と診断される患者さんが増えてきました。全国的にも新規感染者数が上昇傾向にあり、季節要因や人の移動が影響していると考えられます。
2. 最近の流行「ニンバス(Nimbus)型」について
世界的には「ニンバス型(NB.1.8.1)」と呼ばれる新しい変異株が注目されています。特に鋭い喉の痛みを訴えるケースが特徴的とされています。ただし、日本で増えている患者さんすべてがニンバス型とは限りません。従来のコロナウイルスの可能性も十分考えられます。
どれくらい警戒したら良いのか?
警戒度においては、WHO(世界保健機関)およびECDC(欧州CDC)は2025年8月中旬の段階でこの変異株を 「Variant Under Monitoring(VUM)」 に指定しています。
簡単にいうと「怪しい動きがあるから監視対象」、といったレベルです。
この株自体は今年の初旬から確認されており、主にアジア圏をメインに感染が拡大してきました。
3. 流行株の症状の特徴:
強い喉の痛みがカギ
当院でも「のどが焼ける感じ」「強い喉の痛み」と表現される方が目立ってきました。発熱や倦怠感、咳といった従来の症状もみられますが、特に強い咽頭痛は受診のきっかけとなるケースが増えています。発熱が目立たないのに喉の痛みで受診したらコロナだった、という症例も見受けられます。
4. 夏場に広がりやすい要因
- 冷房による乾燥でのどの防御機能が低下
- 人の移動が増える(お盆休みやイベント)
- 換気不足の室内環境
これらが複合的に作用し、感染が拡大しやすい環境になっています。
5. 受診の目安と自宅での対応
- 38℃以上の発熱や強いのどの痛みが続く
- 息苦しさ、強い倦怠感がある
- 基礎疾患を持つ方や高齢者
これらに該当する場合は早めに受診してください。自宅では十分な水分摂取、安静、室内の加湿が有効です。
6. まとめ:警戒を緩めず備える
新型コロナの感染者は再び増加しています。ニンバス型との関連は不明ですが、特徴的な喉の痛みを含む症状が目立ち始めています。引き続き、マスク・手洗い・換気などの基本対策を心がけ、体調に不安を感じたら早めに受診しましょう。
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