糖尿病と運動不足の秋 ― 「食欲の秋」に潜む血糖コントロールの落とし穴
秋は気候が涼しく過ごしやすい一方で、食欲が増し運動量が減りやすい季節です。糖尿病やその予備群にとっては血糖コントロールが乱れやすい時期。運動不足と食習慣の変化がもたらすリスクと、日常生活でできる工夫を解説します

目次
- 秋に運動不足が増える理由
- 運動不足が糖尿病に与える影響
- 食欲の秋と血糖コントロール
- 日常生活でできる工夫
- 新宿駅 内科・心療内科クリニックでのサポート
1. 秋に運動不足が増える理由
秋は日が短くなり、仕事帰りの運動機会が減る時期です。気温が下がると「外に出るのが面倒」と感じやすく、夏に比べて活動量が低下します。また、秋のイベント(行楽・飲み会・食事会)が増えることで、運動よりも食事や休養に時間を使ってしまう傾向があります。
2. 運動不足が糖尿病に
与える影響
運動は筋肉によるブドウ糖の取り込みを促し、血糖値を下げる大切な役割を持ちます。運動不足になると以下のような悪影響が出やすくなります:
- 食後高血糖が続きやすい
- 体重増加・内臓脂肪の蓄積
- インスリン抵抗性の悪化
【表:運動習慣と血糖コントロールの違い】
項目 | 運動習慣あり | 運動習慣なし |
|---|---|---|
食後血糖 | 上昇を抑制しやすい | 上がりやすい |
体重変化 | 増加を防ぎやすい | 増えやすい |
HbA1c | 改善傾向 | 悪化傾向 |
3. 食欲の秋と
血糖コントロール
秋は「実りの季節」で炭水化物(栗・さつまいも・新米)や脂質の多い料理(松茸ご飯・秋刀魚・鍋料理)を楽しむ機会が増えます。糖尿病患者にとっては、血糖値を上げやすい要因が重なりやすい時期です。
特に「甘いデザート+運動不足」という組み合わせは、血糖コントロールを乱す典型例です。
4. 日常生活でできる工夫
- 食後10分の軽い散歩:血糖値の急上昇を抑える効果があります。
- 階段利用や一駅分歩く:日常生活に自然に運動を取り入れる工夫。
- 間食を果物やナッツに:血糖変動を穏やかに保つ。
- 食べる順番を工夫:野菜→タンパク質→炭水化物の順に。
5. 新宿駅 内科・心療内科
クリニックでのサポート
当院では、糖尿病や予備群の方に向けた生活習慣改善アドバイス、採血による血糖・HbA1cチェックを行っています。新宿駅直結で通院しやすく、仕事帰りでも受診可能です。秋の生活習慣を見直し、合併症を防ぐためにもお気軽にご相談ください。
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28 September, 2025
