スマホ・SNSが睡眠に与える影響 “脳が休まらない現代型不眠”

寝る前のスマホやSNSが睡眠を妨げる理由を医師が解説。ブルーライト・情報過多・通知ストレスが自律神経を乱し、慢性的な不眠を引き起こします。新宿駅 内科・心療内科クリニックが、現代型不眠のメカニズムと対策を紹介します。

目次

  1. 現代社会に増える「スマホ不眠」とは
  2. ブルーライトが睡眠ホルモンを抑えるメカニズム
  3. SNS疲れと「脳の興奮状態」
  4. 自律神経が乱れると眠れなくなる理由
  5. 睡眠環境を整えるための実践的対策
  6. 新宿駅 内科・心療内科クリニックでのサポート

1. 現代社会に増える
 「スマホ不眠」とは

寝る直前までスマホを見てしまう──そんな習慣が当たり前になった現代では、「入眠まで時間がかかる」「途中で何度も目が覚める」といった訴えが急増しています。
スマホ画面の光やSNSの刺激は、脳を「まだ起きている」と錯覚させ、睡眠の質を大きく低下させます。


2. ブルーライトが
 睡眠ホルモンを抑えるメカニズム

スマホやタブレットの画面から発せられるブルーライトは、体内時計を調整する「メラトニン」の分泌を抑制します。
その結果、脳は昼間だと勘違いし、眠気が起こりにくくなります。特に就寝1時間前の使用が影響しやすく、翌日の集中力や判断力低下にもつながります。

時間帯

ブルーライト曝露時の体内反応

睡眠への影響

就寝2〜3時間前

メラトニン分泌開始前

軽度の入眠遅延

就寝1時間前

メラトニン分泌抑制

明確な入眠障害

就寝直前

覚醒中枢刺激

寝付き悪化・中途覚醒増加


3. SNS疲れと「脳の興奮状態」

SNSの通知やタイムラインの更新は、快感物質ドーパミンを分泌させるため、一時的な「高揚感」を生み出します。
しかしこれが続くと、脳が常に情報処理モードのままとなり、リラックスできなくなります。いわゆる「脳が休まらない状態」が現代型不眠の特徴です。


4. 自律神経が乱れると
 眠れなくなる理由

スマホ・SNSの刺激は交感神経を活性化させ、心拍数や血圧を上げる方向に働きます。
この状態では副交感神経が優位にならず、眠りに入るスイッチが入りません。慢性的な自律神経の乱れは、不眠だけでなく動悸・頭痛・倦怠感にもつながります。


5. 睡眠環境を整えるための
 実践的対策

  • 就寝1時間前にはスマホを手放す
  • ブルーライトカット機能や眼鏡を活用
  • 通知をオフにして「デジタルデトックス」タイムを設ける
  • 寝る前に照明を落とし、深呼吸やストレッチで副交感神経を刺激
  • SNS閲覧の時間を“1日2回まで”など具体的に制限する

6. 新宿駅 内科・心療内科クリニックでのサポート

当院では、生活習慣やメンタルバランスを含めた不眠の背景を丁寧に評価します。
必要に応じて睡眠リズムの再構築や、自律神経調整を目的とした治療(薬物療法・心理療法)を組み合わせ、根本的な改善を目指します。
「寝ても疲れが取れない」「頭が休まらない」と感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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29 October, 2025
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