心療内科の初診ってどんなことをするの?不安を減らす予備知識
「心療内科の初診が不安」という方は多くいらっしゃいます。本記事では、初診時の流れ、よくある質問、準備すべきこと、診断や治療の進み方まで丁寧に解説します。新宿駅 内科・心療内科クリニックの診療現場から、安心して受診するためのヒントをお届けします。

心療内科の初診に行くのが不安なあなたへ
「どんなことを聞かれるの?」「どんなふうに診察されるの?」「薬は出されるの?」——心療内科を初めて受診する方の多くが、こうした不安を抱えています。
この記事では、初診時の流れから心構え、よくある誤解までを、実際の診療の流れに沿って解説します。
初診でよく相談されるお悩みとは?
主訴 | 具体例 |
---|---|
気分の落ち込み | 「朝がつらい」「何も楽しくない」 |
不安・緊張 | 「電車に乗れない」「人前で話せない」 |
身体症状 | 「動悸」「息苦しさ」「胃腸の不調」 |
不眠 | 「寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」 |
疲れやすさ | 「何もしていないのに疲れる」 |
初診時の流れ:不安を減らす5ステップ
① 問診票の記入
まずは現在の症状、生活の状況、服薬歴などについて、問診票を記入します。
② 診察(医師との面談)
問診票をもとに、医師が詳細を確認します。雑談のような雰囲気で、リラックスして話せるように工夫しています。
☑ よくある質問
- 「何から話せばいいですか?」→話しやすいことからでOKです。
- 「涙が出そうになったらどうしよう」→そのままで大丈夫。自然なことです。
③ 必要に応じてスクリーニング検査
SDS(うつ病評価)やASRS(ADHD評価)などの自記式検査を行うこともあります。
④ 仮の診断・治療方針の提案
診断名が明確に出るケースもありますが、初診では「〜の傾向がある」「経過を見て判断する」といった方針提示が主になります。
⑤ 薬の処方 or カウンセリング提案
必要に応じて薬を処方することもありますが、初回から処方しないことも多いです。薬に抵抗がある方には、生活改善や心理的支援中心の提案も行います。
よくある誤解:「初診=すぐ薬が出る」は本当?
誤解 | 実際のところ |
---|---|
薬漬けにされそう… | ご本人の希望を最大限尊重して方針を立てます。 |
通い始めたら辞められない? | 治療はいつでも中断・再開可能です。 |
精神科=重症な人だけ? | 軽度な悩みやストレスでも来院する方は多くいます。 |
受診前に準備しておくと良いもの
- 保険証・医療証類
- お薬手帳(服用中の薬がわかるもの)
- 簡単なメモ:症状の経過・困っていること
- 緊張してうまく話せないとき用のメモやスマホメモ
まとめ:初診は「話して整理する場」と考えてOK
心療内科の初診は、診断や治療のためというよりも、「今のつらさを整理して、今後どう向き合っていくか」を一緒に考える場です。
不安な気持ちごと話してくださって構いません。
新宿駅 内科・心療内科クリニックでは、初診の方が安心できるよう、ゆっくりお話をうかがう時間を設けています。