健康診断で血圧が高いと言われた方へ|放置してよいのか、受診の目安と治療の考え方

健康診断で血圧が高いと言われても、すぐに受診すべきか迷う方は少なくありません。高血圧は自覚症状が乏しい一方で、放置に注意が必要です。受診の目安、家庭血圧の見方、治療の考え方をわかりやすく解説します。

健康診断で「血圧が高い」と言われても、後回しになっていませんか?

健康診断で「血圧が高めですね」と言われても、すぐに受診まではしない方が多いです。

「まだ薬を飲むほどではないのでは?」
「たまたま緊張して高かっただけかもしれない」
「忙しくて病院に行く時間がない」
「症状もないし、今すぐ困っていない」

こうして、そのまま様子見になりやすいのが高血圧ですよね。

特に新宿駅周辺で働く方は、朝の通勤、会議、外回り、残業、不規則な食事、睡眠不足などが重なりやすく、自分の体のことを後回しにしやすいと思います。
ですが、高血圧は症状がないまま進みやすいからこそ、健診で指摘された段階で一度立ち止まって考えることが大切です。

「今は特につらくないから大丈夫」と思っていませんか?
高血圧は、まさにその“困っていないうち”に見直す意味がある病気です。


高血圧は、なぜ放置しないほうがよいのか

血圧が高い状態が続くと、血管には少しずつ負担がかかります。
その結果、将来的に脳・心臓・腎臓などの重要な臓器に影響が及ぶことがあります。

高血圧で注意したい代表的な合併症には、以下があります。

合併症

起こりうること

脳出血、脳梗塞

心臓

狭心症、心筋梗塞、心不全

腎臓

腎機能低下、慢性腎臓病

血管

動脈硬化の進行

高血圧がこわいのは、急に強い症状が出るというより、気づかないうちにリスクが積み上がることです。
「元気に過ごしていたのに、ある日突然、脳卒中や心臓の病気につながる」という流れを避けるためにも、早めの確認が重要です。


どこからが高血圧なのか

血圧は、病院で測る数値と家庭で測る数値で目安が少し異なります。

診察室血圧と家庭血圧の目安

測る場所

高血圧の目安

診察室

140/90mmHg以上

家庭

135/85mmHg以上

健診や病院で高く出ると、「緊張しただけかもしれない」と思う方もいます。
実際にその可能性はありますが、一方で家庭でも高い状態が続いていることもあります。

そのため、高血圧かどうかを考えるときは、健康診断の1回の数値だけで決めつけず、家庭血圧も含めて判断することが大切です。


こんな方は、一度きちんと確認したほうがよいです

次のような方は、単なる“様子見”ではなく、一度医療機関で相談する意味があります。

健診で繰り返し高いと言われている

毎年のように血圧高値を指摘されている場合、すでに慢性的に高めである可能性があります。

家で測っても高い

家庭血圧で135/85mmHg以上が続く場合は、生活習慣だけでなく治療の必要性も含めて検討します。

家族に高血圧や脳卒中、心筋梗塞の方がいる

家族歴がある方は、将来的なリスクも踏まえて早めに向き合う価値があります。

体重増加、塩分過多、飲酒、睡眠不足、ストレスが重なっている

忙しい生活の中で血圧が上がりやすい条件が重なると、数値が安定しにくくなります。

頭痛、動悸、息切れなどが気になる

高血圧そのもので強い症状が出るとは限りませんが、他の病気も含めて確認したほうがよい場合があります。


「薬を始めたら一生やめられないのでは?」という不安について

高血圧の相談で非常に多いのが、この不安です。
薬を始めることに抵抗がある方はとても多いですよね。

ただ、実際には、全員がすぐに薬になるわけではありません。
血圧の程度、年齢、体重、生活習慣、他の病気の有無、家庭血圧の結果などを総合して判断します。

たとえば、

  • まずは生活習慣の見直しから始める方
  • 家庭血圧をしばらく記録して判断する方
  • 合併症予防のために早めに薬を始める方

など、進め方は一人ひとり異なります。

大切なのは、
「薬を飲むか飲まないか」をいきなり決めることではなく、今の自分の血圧がどの段階なのかを正確に把握することです。


高血圧では、生活習慣の見直しもとても重要です

高血圧では、薬だけでなく日常生活の見直しが重要です。
特に働き世代の方では、次のような点が血圧に影響しやすいです。

塩分が多い

外食、丼物、麺類、惣菜、スープ類は塩分が多くなりやすいです。
新宿駅周辺で仕事をしていると、昼食や夕食を外で済ませることも多いですよね。

体重増加

体重増加は血圧上昇に直結しやすく、少しの減量でも改善につながることがあります。

飲酒

毎日の飲酒習慣は血圧を押し上げる要因になります。

睡眠不足・ストレス

忙しい時期や季節の変わり目は、睡眠や自律神経の乱れを通じて血圧が不安定になりやすくなります。

運動不足

デスクワーク中心で歩く時間が少ないと、血圧管理にも影響します。

「生活習慣に気をつけましょう」と言われても漠然としていて難しいものです。
そのため、実際の診療では、仕事のスケジュールや食事パターンに合わせて、無理のない改善点を一緒に整理していくことが大切です。


家庭血圧はどう測ればよいのか

高血圧を考えるうえで、家庭血圧はとても重要です。
測るときは、できれば次のような条件で記録すると参考になります。

家庭血圧の基本

  • 朝:起床後1時間以内、排尿後、朝食前、内服前
  • 夜:寝る前
  • 1~2分安静にしてから測定
  • できるだけ毎日、同じ条件で測る

1回だけでなく、数日から1~2週間ほど記録すると傾向が見えやすくなります。
健診結果だけ持って受診するより、家庭血圧の記録があると診療が進めやすくなります。


受診の目安はどう考えればよいか

「どの程度なら受診すべきか」が分かりにくく、動きづらい方も多いと思います。
受診の目安としては、以下のように考えるとよいです。

早めの相談をおすすめしたいケース

  • 健診で血圧高値を指摘された
  • 家庭血圧でも高めが続く(135/85mmHg以上)
  • 以前から高いと言われている
  • 糖尿病、脂質異常症、腎機能異常などもある
  • 家族歴がある
  • 頭痛、めまい、動悸などが気になる

特に、高血圧だけでなく、血糖値やコレステロール、体重増加も重なっている方は、動脈硬化全体のリスクとして見ていくことが大切です。


新宿駅周辺で忙しく働く方ほど、早めの確認に意味があります

高血圧は、忙しい方ほど後回しにされやすい病気です。
ですが、放置して数年たってから見つかるより、健診で気づいた段階で確認したほうが、対応の選択肢は広くなります。

新宿駅 内科・心療内科クリニックでは、健診結果を踏まえた血圧の相談、家庭血圧の見方、生活習慣の整理、必要に応じた治療方針のご提案を行っています。

「まだ受診するほどではないかも」と迷っている段階でも、
いまの数値をどう考えるべきかを一度整理するだけで、今後の見通しが立てやすくなります。


まとめ

健診で血圧が高いと言われたとき、多くの方が
「今すぐ受診すべき?」
「薬になるのでは?」
「まだ大丈夫では?」
と迷います。

その気持ちは自然なものです。症状がなければ、なおさら後回しにしやすいですよね。

ですが、高血圧は自覚症状が乏しいまま進みやすいからこそ、健診で指摘された時点で一度確認する意義があります。
まずは家庭血圧を記録し、必要に応じて医療機関で相談することが、将来の合併症予防につながります。

血圧は、忙しい日常の影響を受けやすい数値です。
だからこそ、「落ち着いたら」ではなく、気づいた今のタイミングで見直してみることが大切です。

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25 April, 2026
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